もうちょっとだけ正確に言えば、スライサーである Slic3r へのフロントエンドというか、Web-UI のLauncher か?
プラグイン自体は、他のOctoPrint の、プラグインと同様にプラグインマネージャからインストールできる。
けど、肝心の Slic3r は自動ではインストールされないし、コンパイル済みのバイナリ配布とかも無さそうなので、自力でナントカしないといけない。
一応、OctoPrint-Slic3r の詳解ページ に、ビルド支援のシェルスクリプトが載っているのだけど、コレだと上手く動作しなくて困ったので、ここにメモを残しておく。
ズッコケる理由は主に3つ。(もっと他にもあるかも?)
1)メモリが足りない
2)gtkが古い
3)コンパイラの指定が古い
とりあえず、RAM不足はスワップ大盛りにして誤魔化すしかない。
最初に root権限で
/etc/dphys-swapfile
を開いて
set CONF_SWAPSIZE=100
みたいな行を探す。
100 Mバイトとか全然足りてないので、一気に2048Mバイトまで増やすので
set CONF_SWAPSIZE=2048
に書き換える。
書き換えたら、reboot して free -h してホントに増えてるか確認する。
OctoPi にインストールを試みた訳だけど、Raspbian もどんどんバージョンが上がってるから、色々と新しくなってて、シェルスクリプトで指定されるパッケージがいくつか無くなってたりする。次はコンパイラとかgtkの問題に対処する。
gcc-4.7 とかが、正にそれで、4.9ならあるから、それで賄う、みたいな泥縄な感じの対応で凌ぎたい。
gtk も2系がダメなら3系を使えばいいじゃないの作戦で…。
色々と試行錯誤したので、クチャクチャになってるけど
install.sh
SLIC3R_REPO="https://github.com/alexrj/Slic3r.git"ぐらいの感じでインストール出来たりしないだろうか?
SLIC3R_VERSION="1.3.0"
SLIC3R_DIR=~/Slic3r
# sudo apt-get install build-essential gcc-4.7 g++-4.7
# sudo apt install -y libgtk2.0-dev libwxgtk2.8-dev
sudo apt install -y build-essential gcc-4.9 g++-4.9
sudo apt install -y git git-core
sudo apt install -y libboost-all-dev libboost-geometry-utils-perl libboost-system-dev libboost-thread-dev
sudo apt install -y libwxgtk3.0-dev libgtk-3-dev libcurl4-openssl-dev
sudo apt install -y libwx-perl libmodule-build-perl libnet-dbus-perl libextutils-cbuilder-perl libperl-dev libextutils-cppguess-perl libeigen3-dev libglew-dev libglewmx-dev cpanminus
sudo cpan ExtUtils::CBuilder ExtUtils::CppGuess Alien::wxWidgets CPAN::Mini ExtUtils::XSpp::Cmd ExtUtils::Typemaps::Basic
sudo cpanm AAR/Boost-Geometry-Utils-0.06.tar.gz Math::Clipper Math::ConvexHull Math::ConvexHull::MonotoneChain Math::Geometry::Voronoi Math::PlanePath Moo IO::Scalar Class::XSAccessor Growl::GNTP XML::SAX::ExpatXS PAR::Packer
echo "Cloning Slic3r repository..."
git clone $SLIC3R_REPO
cd $SLIC3R_DIR
git checkout $SLIC3R_VERSION
echo "Building and testing Scli3r..."
sudo perl Build.PL
echo "If everything was installed properly,you should be able to run Slic3r with the command ./slic3r.pl"
うちでは、こんな感じで、なんとなくインストールできたよ、事例ってことで…。
あとは、OctoPrint のプラグインの設定に戻って、OctoPrint-Slic3r が使用する Slic3r の在り処を教えておけば、STLファイルをアップロードした時に
「ねぇ?スライスする?するよね?スライス!しないの??」みたいな感じのダイアログボックスが開いて、スライス出来るようになるみたいだが、私の環境には
スライス用のプロファイルが1個も無いのでテスト出来ていない。
お粗末様でした。