2019年11月6日水曜日

CNC 3018 試運転の覚書

ちょっと前にテストした時の記録
上げておかないと多分忘れるし、ファイルも無くしそうなので…。

USBシリアル変換のCH340だったかのドライバーは既に導入されていて、コントローラ基板とPCをUSBケーブルで繋いだら、普通にCOMポートが追加された。

ソフトはGRBLControl 0.8.1 で、GitHub からコンパイル済みのバイナリを ZIP で入手したもの。
https://github.com/trasz/grblControl

ZIPのアーカイブを展開すると、exe ファイルが含まれているので、それをダブルクリックするなりして実行。

初回起動時は COMポートの設定が空欄になっていて、「おめーが指示したとこには何にも繋がってねぇ!」的なメッセージが出て、何もできない。
メニューから、Service → Settings だか Options だかを選んで、それらしく設定。
ボーレートは115200のままで普通に動く模様。

後はスピンドルの項目で、スピンドルの回転を制御できるか? と
モーターが正しく動作して、XYZそれぞれの軸で移動できるか? を確認する

画面上に表示されている 上下左右の矢印ボタン で X軸とY軸 の移動。
X軸ではキャリッジが左右方向に動き、Y軸はテーブルが前後に動く。
少し離れた上下の矢印ボタン で Z軸 が動き、スピンドルを上げ下げする。

一応、動いてはいるしスピンドルモーターも回ってはいる。

ここで問題発生というか、まあ事前に分かっていた事ではあるけれども、どうやら、軸が反転していて気持ち悪いというか、このままだと切削はムリ。
なので、適切に移動してくれるように手配する必要がある。

X軸とZ軸は、普通に反転していて、Y軸は少し困ったことに、一方向にしか動かない。
Y軸について、もう少し追いかけると、コントローラ基板上には、Y軸のモーターに接続するコネクタが2個ある。
どちらに繋ぐかで、進行方向が決まっているようで、一方のコネクタだと、テーブルは手前にしか動かせず、他方では奥にしか動かせない。
これはファームウェアの仕様というよりも、この基板に固有の事情があるんじゃないか?って気がしているが、追いかけるための手がかりがない。よって少し先送り。


コントローラのファームウェアは GRBL らしいので、何かコマンドを叩いて
「違うよ」って教えるだけで、逆方向に動いてしまうのは修正できる。
もちろん、モーターの結線を変えて反対に回るようにする、って手もある。

キットには中文主体(一部英文)の紙で、軸の反転についての説明もあったのだけど、それは、特定のアプリの設定で反転させる、というものなので、違うアプリでは通用しないというか、まあ、アプリごとに違う方法で設定しなくてはならない。

与えられた GCodeに対して、どっちにモーターを回すか?ってのは、割と普遍的というか、系全体で統一されているべきなので、アプリでひっくり返す、というのはちょっと違う気がする。
私の理解としては「小手先の対処」であり、「正しいとは言えない」ので避けたい事柄。
いや、まあ「使えるなら何でも良い」といえば、それも正解ではあるけれど、そこは個人的な好みを優先したい。

ともあれ、現状把握のために設定?をダンプする。
$$ コマンドの結果は
$0=10 (step pulse, usec)
$1=25 (step idle delay, msec)
$2=0 (step port invert mask:00000000)
$3=0 (dir port invert mask:00000000)
$4=0 (step enable invert, bool)
$5=0 (limit pins invert, bool)
$6=0 (probe pin invert, bool)
$10=3 (status report mask:00000011)
$11=0.010 (junction deviation, mm)
$12=0.002 (arc tolerance, mm)
$13=0 (report inches, bool)
$20=0 (soft limits, bool)
$21=0 (hard limits, bool)
$22=0 (homing cycle, bool)
$23=0 (homing dir invert mask:00000000)
$24=25.000 (homing feed, mm/min)
$25=500.000 (homing seek, mm/min)
$26=250 (homing debounce, msec)
$27=1.000 (homing pull-off, mm)
$100=800.000 (x, step/mm)
$101=800.000 (y, step/mm)
$102=800.000 (z, step/mm)
$110=800.000 (x max rate, mm/min)
$111=800.000 (y max rate, mm/min)
$112=800.000 (z max rate, mm/min)
$120=10.000 (x accel, mm/sec^2)
$121=10.000 (y accel, mm/sec^2)
$122=10.000 (z accel, mm/sec^2)
$130=200.000 (x max travel, mm)
$131=200.000 (y max travel, mm)
$132=200.000 (z max travel, mm)
単なるダンプではなく、何を意味しているかの説明が加えられているのが有り難い。
とは言え、それほど詳細ではないので、参考程度。
XYZのそれぞれの軸を反転させるかどうかは $3 で決まるらしく
00000ZYX でビットマスクというか、1に設定した軸が反転する模様。

最初に起動した直後はZ軸を動かすたびに、コキコキと音がしていたのが、何度かテストしているうちに静かになった。
ほんの数回で慣らしが終わるとは思えないので、何かしらのトラブルが起きるかも知れない?

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