2018年10月18日木曜日

3Dプリンターの動作確認とか基本的な操作とか

前回までで組み立ては終わったので動作確認する

まず電源ユニットをよく観察して、電源電圧の切り替えスイッチが110V側になっている事を確認する
もし220V側になっていたら110V側に切り替える
言わずもがなだけど、日本の家庭の普通のコンセントは交流の100Vが来ている
110Vには少し足りないけど、大体動く

パソコンの電源ユニットも220Vと110V切り替えの物が多い
もちろん110Vに切り替えておけば問題なく動作する
割と適当でも何とかなるように、きちんと設計されているのだ

次に、コンセントから電源ユニットにコードを繋ぐ
付属のコードは、アース用の金属ピンが突き出ている米国の3ピン仕様のコンセントだったので、アダプター的な何かを用意するか、ピンをもぎ取る必要があった
または、日本仕様のコードを用意しても良い
電源ユニット側はPCのATX電源と同じ仕様のコネクタなので、PCの電源ケーブルが流用できる

電源を引いてきたら、ココロを落ち着けて、日頃の行いを反省したり、信仰心がある人は所轄の神様とか仏様とか関係各方面にヨロシクしつつスイッチを入れる

火や煙、あるいは異臭が立ち上らない事を確認する
まあ、余程の凶運でもなければ、そうそう発火したり発煙したりはしないはず
むしろ、何かあったらアタリでブログとかツイッターとかのネタになるだろう
どうしても心配なら、消化器とか用意しておけば良いと思う

問題がなければ液晶表示のコントローラーのバックライトが青色に光って、文字が表示される
違う言い方をすると、液晶のバックライト以外にインジケーター的な物はついていない

で、基本的な動作確認なんだけど、マニュアルとは違うやり方をする
マニュアル通りでも大して問題は無いのだけど、確認の手順が雑というか色々と飛ばしすぎていて気持ち悪いので…

最初はアームの高さが不揃いな状態になっていると思うので、まずアームを動かしてヘッドが中央上部のパーキング位置というか、ホームポジションに来るようにする

液晶表示のコントローラーのノブを押し込んで、操作メニューを表示させる
どうでもいい話だけど、このコントローラーの反応がいちいちモッサリしていて気持ち悪い

ノブを回してメニュー項目を選択するカーソルを移動させて、ノブを押し込んで決定、みたいな操作系なんだけど、ノブを押してメニューが遷移してから、カーソルが表示されるまでに、1秒ほどラグがある、みたいな感じで、頭に思い描く操作に全くついて来ない

たかだか16MHz動作の8ビットプロセッサなんだし仕方ないとは思うけど、出来るだけ近い内に取り替えてしまいたい
ノブを回したときの反応については、もう少し言いたい事があるのだけど、また後ほど

メニューから
 Prepare > Auto home を選択する
三本の柱に付いてるキャリッジがベルトで巻き上げられて移動するはず
一番上というか、エンドストップスイッチを押す位置まで上がって、プリントヘッド自体は印刷可能領域の一番高い所、テーブルの中心辺りに位置する事になる

移動しない場合は、モーターの配線とかベルトの張り具合を調べる
エンドストップに当たってもガゴガゴガゴみたいな感じで動き続けようとするようなら、エンドストップスイッチそのものか配線がおかしい可能性がある

問題なくヘッドが定位置に移動できていたら、次はホットエンドとヒートベッドを加熱してみる
メニューから
 Prepare > Preheat PLA  > Preheat PLA の順に選択する
表示が Info screen (初期画面的な情報表示)に戻るが、一行目の左側のノズル温度と、その右側のヒートベッド温度が上がっていくのが確認できるはず

初期設定状態だと、ノズルを180℃、ヒートベッドを70℃まで温めるので、迂闊に手を触れないように気をつける
ベッドの70℃は兎も角、ノズルだと少し触っただけで火傷する
組み立てに問題がなければ、液晶画面に現在の温度が表示されているので、温度表示が0℃とかだと、サーミスターの不良、あるいは気温に近い温度のまま変化がないようであれば、ヒーター類の不良の可能性がある
今回は、このまま次のチェックに移るが、プレヒートを止めさせたい場合は
メニューから
 Prepare > Cooldown の順に選択する

次にエクストルーダーをチェックする

キットに付属しているフィラメントを開封してホルダーにセットする
エクストルーダーのハンドル?を摘むような格好で送りギアの隙間を空けて、フィラメントを差し込む
フィラメントの先がテフロンチューブの中に入っていれば十分

フィラメントをセットしたら、コントローラーを操作して、フィラメントを送らせてみる
一応、確認しておくと、エクストルーダーを動かす前に、少なくともノズルだけでも加熱しておくこと
ノズルが温まっていないと。フィラメントが送られても溶かせないまま押される事になる
別に、即座に故障するような事はないはずだけれども、精神衛生的によろしくない音がしたり、ギアがフィラメントを削ったりする

メニューから
 Prepare > Move axis > Move 1mm  > Extruder の順に選択
送り量が表示されているはずなので、ノブを回して量を調整する
マイナス方向に送ると、最終的にフィラメントを取り外せる

エクストルーダーは重要な部品の一つではあるけど、モーター1個なので動作確認もそう難しくはない
気持ちと時間に余裕があれば、先の画面で指定した送り量と実際にフィラメントが送られた量をマーカーと定規ででも確認しておくと良いと思う

以上で基本的な動作確認は終了
コントローラーの使い方とか、メニュー体系に少し癖があって、慣れるまで使い難いかもしれない
例えば、今回、一番最初に行った Autohome を実行しないと、Moveaxis で Z軸を移動させる項目が表示されない、みたいな、フールプルーフなりフェイルセーフなりが働いていて、初見だと意味が分からない事もある
マニュアルには、そういった事に関する記載はないので、ネットで調べる必要がありそうだ

何はともあれ動作確認は出来たので、あとは調整やテストプリントを行う

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