このブログは個人的なメモ用なので、あまり説明らしい説明をするつもりはないのだけれど、RepRap を知らない人もいるかも知れないので、一応、私の知る範囲での説明を試みるが、伝わるかどうか…。
現在の3Dプリンタ関連の技術は、何年だか前に期限が切れた特許技術を利用している。
その際に、技術的な情報を集約し公開し、普及の弾みを付けたのが、reprap.org だ。
個人で購入しやすい低価格帯の3Dプリンタは多かれ少なかれ、reprap の恩恵を受けている。
ハードウェアもソフトウェアも公開されたので、小規模なメーカーあるいは個人が、こぞってキット化した。
初期の設計では、何もない所から3Dプリンタを作る必要があったので、フレームにずん切りネジ(アタマのないボルト)とナットの組み合わせで、締め込み加減で寸法を微調整できるような構造になっていた。
まあ、見た目は、なんというか…アレな感じで、あんまり褒められたものでは無いけれど、ちょっとした金物屋で買える材料を、さほど精密な加工をせずに用意できる、というのは画期的だと思った。
金切りノコとドリル、スパナとドライバーぐらいがあれば形にはなる。
どのみち、ステッピングモーターと制御用のマイコンボードは、普通の金物屋では滅多にお目にかかれないとは思うので、そこで通販とか使うなら…みたいな事を言ってはいけない。
ステッピングモーターはジャンクのプリンターとかスキャナーから取り出すとか、先人達は色々と苦労したようで頭が下がる。
昔話は、このぐらいにして、現状どうなっているか?っていうと
こんな感じでフレームも送りネジも3Dプリンタで作ってしまう方向に振っている模様。
テーブル下のラック&ピニオンの摩耗が激しそうで気になるもののZ軸はそれほど激しく振らないから、これはこれでアリなのかも知れない。
否定的な事を言えば、なんでもかんでも3Dプリントするよりも、金型を起こして量産する方が価格は下げられるし、これを作る、という事は、すでに3Dプリンタを所有していて、それなりの精度で出力できる環境がある、という事だから、2台目以降にコレを作りたい人がどの位居るのか?って話ではある。
私は酔狂なので、一回ぐらいは試してみたいと思っている。
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