2020年1月17日金曜日

RepRap Snappy

久しぶりに RepRap のサイト を見に行った。

このブログは個人的なメモ用なので、あまり説明らしい説明をするつもりはないのだけれど、RepRap を知らない人もいるかも知れないので、一応、私の知る範囲での説明を試みるが、伝わるかどうか…。

現在の3Dプリンタ関連の技術は、何年だか前に期限が切れた特許技術を利用している。
その際に、技術的な情報を集約し公開し、普及の弾みを付けたのが、reprap.org だ。
個人で購入しやすい低価格帯の3Dプリンタは多かれ少なかれ、reprap の恩恵を受けている。

ハードウェアもソフトウェアも公開されたので、小規模なメーカーあるいは個人が、こぞってキット化した。
初期の設計では、何もない所から3Dプリンタを作る必要があったので、フレームにずん切りネジ(アタマのないボルト)とナットの組み合わせで、締め込み加減で寸法を微調整できるような構造になっていた。
まあ、見た目は、なんというか…アレな感じで、あんまり褒められたものでは無いけれど、ちょっとした金物屋で買える材料を、さほど精密な加工をせずに用意できる、というのは画期的だと思った。
金切りノコとドリル、スパナとドライバーぐらいがあれば形にはなる。
どのみち、ステッピングモーターと制御用のマイコンボードは、普通の金物屋では滅多にお目にかかれないとは思うので、そこで通販とか使うなら…みたいな事を言ってはいけない。
ステッピングモーターはジャンクのプリンターとかスキャナーから取り出すとか、先人達は色々と苦労したようで頭が下がる。

昔話は、このぐらいにして、現状どうなっているか?っていうと




こんな感じでフレームも送りネジも3Dプリンタで作ってしまう方向に振っている模様。
テーブル下のラック&ピニオンの摩耗が激しそうで気になるもののZ軸はそれほど激しく振らないから、これはこれでアリなのかも知れない。

否定的な事を言えば、なんでもかんでも3Dプリントするよりも、金型を起こして量産する方が価格は下げられるし、これを作る、という事は、すでに3Dプリンタを所有していて、それなりの精度で出力できる環境がある、という事だから、2台目以降にコレを作りたい人がどの位居るのか?って話ではある。

私は酔狂なので、一回ぐらいは試してみたいと思っている。

2020年1月10日金曜日

ファームウェア更新 - Marlin 2.0.1

リリースノートをみると、あちこち変更が加わっているようだけど、コンパイル手順などに変更はない模様。
サクッとビルドして、SDメモリカードからのアップデートを試してみたい。

Configration_adv.h でシンボル名が変更されてるのに合わせて書き換えないとコンパイルエラーが出る。

FILAMENT_UNLOAD_RETRACT_LENGTH が
FILAMENT_UNLOAD_PURGE_RETRACT に

FILAMENT_UNLOAD_DELAY が
FILAMENT_UNLOAD_PURGE_DELAY  に

それぞれ変更された。
名前から推測するに、フィラメントを引き戻すときの引き戻し量と、その後のちょっとした待ち時間のための定数の定義だと思う。

場合(機種?)によってはコメントアウトされていて変更不要かもしれないし、別のケースでは、もっと他にも書き換えるべき所があるのかもしれないけど、私の手元の Anycubic Kossel Linear Plus では、この2つを定義してあるのが引っ掛かった。

まあ、コンパイル時のエラーメッセージで「これを修正しなさい」みたいな親切な指示が出てたので、それに従って修正するだけでビルドは通った。
もう、修正箇所まで分かってるんなら自動で修正してくれればイイのに、ぐらいの事は思った。

感謝が足りないね。