すっかり更新が滞ってしまったけれど、気付いた点はメモしておかないと忘れてしまうので…。
件の3Dプリンターには、LCDパネルとロータリーエンコーダーからなるコントローラーが使われている。
特に珍しいものではなく、RepRap系のプリンターというか、Mega2560の+Ramps1.4と来れば、テキストベースのLCDでコストを抑えた構成としては、割と一般的な組み合わせのように思える。
ちょっとだけ高級な感じのプリンターだとLCDパネルがモノクログラフィック液晶に置き換わっているようだし、更に新しい高級感のあるプリンターだと、カラー液晶+タッチパネルを採用している物もあるにはある。
今回は手持ちのプリンターの話なので、持っていない物の話は以上で終わり。
表題の通り、ロータリーエンコーダーの話に戻ろう。
ロータリーエンコーダーは、左右にぐるぐる廻るので、それでもってメニュー項目を選択したり、パラメーターを増減させたりする。
項目の決定は、ダイヤルというかノブというか、回転軸そのものを押し込む事で行う。
今どきの家電製品なんかでは、ありがちといえばありがちなインターフェースだから、何となく操作方法もわかる。
操作方法がわかるのと、操作性の良し悪しは必ずしも一致しないし、操作が出来るのと、操作の結果が予測できる事も、また別の問題だから、特段に完成度の高さとは関係のない話ではある。
が、個人的に気に入らない点があって、それはロータリーエンコーダーにクリックありのタイプを使用している事である。
ロータリーエンコーダーにも、いくつかの種類があって、光学式と機械式とか、クリック感の有無とか、スイッチの有無、LED内蔵の有無あるいは発色とか、色々な機能の組み合わせがある。
手持ちのコントローラーに使われているのは、ローコストな機械式、スイッチ機能あり、クリック感あり、のタイプなのだけれど、1クリックあたり4ステップぐらい増減してしまうので、細かい調整に向かないのだ。
例えば、0.1mm刻みでヘッドを移動させる、という項目を選択したとして、軸を回した時に、カチッと手応えがある所で止めると、いっぺんに0.4mmも動く事になってしまう。
ヘッドの高さ調整は、0.1mm刻みでも荒すぎるのに、0.4mmも動いてしまうとヒートベットを叩くというか、強く押す形になって、シャフトにも負荷がかかってしまうし、何より狙った値が出せないのでイライラする事になる。
改善するために、クリックなしタイプのロータリーエンコーダーに置き換えるか、ファームウェアを書き換えて、1クリック1ステップ相当の処理を行わせるか、という話だけど、少しのお金がかかるもののロータリーエンコーダーを置き換えるのが手っ取り早いと思う。
パーツ屋に行ったときか、通販で買物するついで購入する事にしよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿